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星空コンサート実行委員会のあゆみ


 星空コンサートは昭和61年(1986年)、四郷地区市民センターの「地域社会づくり事業」としてスタートしました。会場には1921年(大正10年)に三重郡四郷村役場として建てられた、現在の四郷郷土資料館が選ばれました。この郷土の文化の象徴ともいえる建物をバックにコンサートを開くことが、地域の社会づくりに貢献できると考えられたのでしょう。
そしてその思いは地域に根付き、25周年を迎えると言う成果につながったのではないかと思います。


現在手元にある資料は、平成5年 第8回のチラシとプログラムが最古のものとなっています。
この第8回から第17回までは6〜8月に開催されていたようです。夏も盛りの時期ですと台風など天候の影響に苦労されたのではないか と思われます。

この頃はまだ「星空コンサート実行委員会」ではなく、「四郷郷土資料館運営委員会」と四郷地区市民センターで企画・運営されていたようです。
第11回(1996年)では、主催が四郷地区市民センター、後援が四郷郷土資料館運営委員会に変わり、このスタイルは第13回まで続きました。 

 第12回で実施されたコンサートが中日新聞で紹介されていたようです。画像のクリックで拡大ページを表示します。 →


第18回以降は9〜10月に開催されるようになり、今につながっています。蝉時雨の中のコンサート、秋の虫たちの合唱付きコンサート、どちらも季節感をたっぷり感じられます。

第12回 1997年7月26日実施
中日新聞の切抜きが保管されて
いました。 

第14回から第17回までのコンサートは、四郷地区市民センターに「四郷まちづくり協議会」が共催と言う形で加わり、「四郷郷土資料館運営委員会」が引き続き後援となっています。
そして第16回の開催から「昭友会」が後援に加わり、第18回の開催年(平成15年)に「星空コンサート実行委員会」が発足し、この時から「四日市市文化振興基金活用事業」として開催されています。
また、第23回では「四日市市制111周年協賛事業」として開催しました。

第16回 2001年7月14日
「ボサノヴァ・ナイト」

第17回 2002年7月27日
「カントリー・ミュージック」

少し個人的な話になりますが、私が初めて星空コンサートに関わったのは平成10年の第13回のコンサート。
この年、私は四郷まちづくり協議会の文化部に所属しており、“お手伝い”として会場設営に協力させていただき、初めて星空コンサートを体感しました。
その後5回参加していませんが、第19回開催の年に再び文化部に所属したことから“お手伝い”として第22回まで参加させていただき、第23回開催の年(平成20年)に星空コンサート実行委員会に所属することになり、同時に委員長として活動させていただいています。

今年第25回のコンサートを実施できたのも、多くの人たちに親しまれている事と、これまで活動に関わってこられた先輩方の努力の賜物だと思います。
これからもさらに親しまれるコンサートを目指し、回を重ねていけるよう頑張っていきたいと思います。
平成22年(2010年)9月25日
星空コンサート実行委員会
委員長  森 章徳