トピック2011


日 時 内   容
11.4.28 2011/3/11(金)、東日本(福島・岩手)を中心とした大震災がおこりました。
大きな津波も起こったために、広範囲で被災・被害にあった人・地区が出ることとなりました。


1ヶ月以上経った今でも、復興に向けての活動は行われていますが、元通りに戻るにはまだまだ時間がかかりそうです。


被災地では、物資やボランティアの支援を必要としています。


以下は、被災地でボランティア活動をしてきた方からの現状報告です。

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石巻から帰ってきてあらためまして・・・「ただいま☆」

出発に際しては、たくさんの物資や支援、みなさんのオモイを頂き、ありがとうございました。

感謝もうしあげます。
<(_ _)>

1日も早く、全国に【春】が来ることを、みんなで祈りましょう☆




さて、今回の貴重な体験を簡潔に、
箇条書きで報告したいと思います。

@町のガレキの撤去など、震災後と変わっていません


 


A避難所には、食べ物はあります(おにぎり・パンなど)
ただし、温かい食べ物(味噌汁・スープ・カップラーメンなど)は不足しています


   


B避難所から自宅に戻り生活をしている人が居ます
未だに、ライフライン(水道・電気・ガス)は止まったままです
地域によっては、電気だけ通っている家、
家の中でも、一つのコンセントだけ電気が通っている家・・・などはありますが、
基本的にはすべて、止まっています
避難所で生活していれば、給水車が来るし、仮設トイレもあるのに、自宅に戻り生活している人たちが居ます。
主な理由は・・・
・避難所では、プライバシーがないから
・子供に障害があり、避難所では周りに迷惑がかかる
・自宅が心配
もちろんライフラインは止まっているので、
避難所まで必要なものを取りに行ったり、
トイレは、ハッポースチロールでしたり・・・不便な生活をしているのに、自宅で生活している人たちは言います
「自宅で住めるだけ幸せです☆」


   


C国道398号線沿いから順次、ガレキの撤去が始まっています。
しかし、1本道を入ると、捜索さえされていない地域がまだまだあります。
実際に滞在していた間に、自衛隊や警察が捜索している場面を見ました


 


D当日の様子を聞きました
・80代男性
必死に柱につかまり、水が鎮まった時に、隣を見たら、知らない女の人が倒れていた
女性は病院に運ばれ、2週間後に退院されました
・83歳と85歳の老夫婦
身動きひとつ取れない水の中で、ひたすらじっと耐えた
水が鎮まると、這うように2階へ上がり着替えた
・ガンに侵されている50代女性
両親、孫、孫夫婦・・未だに行方不明
今頃、ハワイに流れ着いてるんじゃないかしら・・
自分はガンが肝臓に転移し、もしかしたら胃にも転移しているかも・・
どうして先が短い自分だけが生き残ってしまったのか
・70代女性
津波が来た時には、2階に上がるのがやっとだった
あのまま外に逃げていたら、津波に飲み込まれていた
(このお宅に物資を届けると)
女性は、
『ありがとう 人のあったかさに救われた
津波後、今やっと初めてホッとして、嬉しくて…』と言い、
泪を流されました

E石巻、湊地区での活動
1】泥だし・家具だし・畳だし
一般家庭にお邪魔して、家主の指示のもと、残すもの、廃棄するものを仕分けし、外に出します
2】ローラー作戦
お宅を1件1件訪問したり、歩いている人に話しかけ、
「一人暮らしの人はいないか」
「不足しているものはないか」
「何かお手伝いできることはないか」
などを聞き、事務局へ報告
必要に応じて、人を派遣します
物資が不足していれば、キャンプ地の石巻専修大学へ戻り、必要なものをトラックに乗せ、お届けする
・下着、靴下(サイズフォロー)
・長靴(サイズフォロー)・ゴム手袋(サイズフォロー)
・カップラーメン
・ジュース・味噌汁、スープ
・生野菜などをお届けしました

4月11日(月)〜16日(土)まで現地に滞在し感じたことは・・・
まだまだ復興・復旧の域に達していません。
ガレキの撤去だけで、2〜3年かかるといわれています。
それらを片づけて初めて、復興や復旧がスタートする!といった感じです。
長い期間、支援を続けなければならない!と思いました。
単発では終われない!と思いました。
再び、訪れることを決めました!

遠く離れた知らない場所で、
知らない人たちが、
「苦しんでいる」そうは思ってほしくありません。

一つの国【日本】で起こっている現実です。
こちらのテレビ番組は、普通に戻っています。
ニュースでは、イイ所しか映しません。

決して忘れないでください
東日本では、
日々を一生懸命に生き、頑張っている人たちがいることを・・・

出逢った人達、みんなが揃って言うコトバがあります。
『どこから来てくれたの?そんなに遠くから、ありがとう
あなた達も大変だね』

『私達だけが物資を貰ったら、他の人が足りなくなるといくないから、最低限でいいよ』

現地の人達の方が辛いはずなのに…
そんなコトバに、何度も泪をガマンしました

現地に行けてホントに良かった

『ありがとうございました』