日本のお酒は、きれいな水に麹と酒母を入れ、これによく精白したお米を蒸して、冷やしたものを加えて仕込みます。
昔から、このもろみを杜氏たちが何日もかけて 温度などの管理をし、育てて作られてきました。
味噌、醤油は、大豆や小麦を原料に、麹、塩、水を加えて発酵させて作られます。以下に醸造コーナーの展示風景と酒 の醸造の流れを示します。 醸造コーナーでは、当時の醸造の流れを模型の人形によってわかりやすく解説しております。
玄関を入って右側に製茶コーナーがあります。/陶器壺のいろいろ
醸造するための各種道具/手押し焼印
1)洗米・・精白米を半切桶に入れ、手回しか足踏みにより米を洗う。
2)蒸米・放冷・・大釜の上に甑(こしき)を乗せ洗米を蒸す。蒸米は、麹、もと、醪(もろみ)に区分して冷やす。
3)麹づくり・・麹をつくる室に運ばれた蒸米は、温度調整し、種菌を散布されると繁殖し、大量の麹が出来上がる。
4)もとづくり・・半切桶に麹、蒸米、水を入れ、丹念にかきまぜ発酵させ酒母をつくる。
5)醪(もろみ)づくり・・一定量のもとに麹、仕込水、蒸米を添加し少量のもとから多量の醪を発酵させる。
6)酒しぼり・・醪を酒袋に入れ加圧し、酒を絞り出す
7)貯蔵・・絞り出された酒は、滓引き(おりびき)され、火入れ(加圧殺菌)して大桶で密封貯蔵される
2013年06月7日:更新