♪夏も近づく八十八夜♪・・・・と歌に歌われているように5月の初め頃柔らかい新芽を摘み取ります。
摘み取った茶葉は、釜の上にかけられたセイロに入れて蒸します。
この蒸葉を焙炉という炭火を入れた炉の上の助炭とよぶ底に紙をはった浅い箱の中に入れて乾かしながら手で揉みます。
これが一番茶で、上茶と言って玉露などになります。
その後、7月頃とれるのが二番茶、9月頃が三番茶で、同じような工程でお茶ができあがります。
今は、これらの仕事を機械で行っています。
製茶コーナーでは、茶の葉を手で回し蒸す「手回し蒸し機」や火の上にかけて入れた蒸し葉を乾かすための「焙炉」などのほか、農家で使用されていた道具の展示を行っています。
また当時の昔の庶民の生活の一端をうかがえる「やぐら炬燵」「煙草盆」「衣桁」などの展示も併せて行っています。
2013年05月31日:更新