大正ロマンの面影を残す、四郷郷土資料館。 この前庭で始まった星空コンサートですが、23回と続いてきた事でお客さんも増え、前庭での開催が困難となってきたこともあり、今年も四郷小学校の体育館に特設ステージが準備されての開催となりました。 今年は、四日市市制111周年の協賛事業と言うことで、今回は諏訪太鼓チームの「御璃刃(おりじん)」と、女性5人による金管アンサンブル「アンサンブル・ロゼ」の演奏がありました。 |
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今年も体育館への通路がイルミネーションで飾られ、 星空コンサートの雰囲気をより一層盛り上げられていました。 |
17:30の開場にあわせ、お客さんが集まり始め、用意された200席の椅子がどんどん埋まっていきました。 後から椅子も追加で並べられていました。 主催者側の発表では、来場者数250人。 「御璃刃」や「アンサンブル・ロゼ」のファンの方も、たくさん訪れたようでした。 18:00よりスタート。 まずは勇壮な諏訪太鼓で幕開け。 若いエネルギッシュな演奏に圧倒され、ぐいぐい引き込まれていくようでした。 四日市市制111周年を祝うに相応しい演奏でした。 |
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18:30ごろからは、一転してエレガントな金管五重奏。 前半はCDにも収録されている「テ・デウム」前奏曲から。 続いて「モンテレジャンの丘」そして「カルメンファンタジー」と題したビゼーの組曲「カルメン」からのメドレー演奏と、クラシックやブラスの為の曲で構成されていました。 休憩の後の後半は衣装もアクティブな印象に変わり、映画「ロッキー」のテーマで幕を開けとなり、前半とは雰囲気が変わりました。 星空コンサートにちなんで、「スターダスト」や「見上げてごらん夜の星を」などポピュラーな曲が中心となりました。 「童謡メドレー」では、チューバのベルとトランペットのベルを合わせ、チューバのシリンダーを動かすことでトレモロのような効果をだしての演奏、「赤とんぼ」は郷愁のある響きで、心に響きました。 また楽器紹介のコーナーでは、ホルンの特徴についてお話しがあり、その知られざる秘密(?)に会場一同が「ほぉ〜!」感心するような場面もありました。 ホルンは狩の時の合図に使われ、右手で馬の手綱を持つことから、左手でロータリーの操作をし、後方に仲間に合図をする為、ベルが後ろ向きになる と言うことでした。 「ユー・アー・マイ・サンシャイン」の演奏では、お客さんたちの手拍子を交え、会場が一体となりました。 金管楽器と言うことで、煌びやかな音を想像していましたが、とても柔らかな音色もあり、そして5人の息がピッタリ合った調和された音色に魅了されました。 質の高い音楽を、こうして間近で聴けるこのコンサート、聴きに来られた皆さんも、きっと満足されたのではないでしょうか。 会場の雰囲気もよく、素晴らしいコンサートだったと思います。 |
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